透析の新卒看護師が転職する（辞める）理由や転職先を選ぶときのポイントを知りたい！

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透析の新卒看護師が転職する（辞める）理由や転職先を選ぶときのポイントを知りたい！

透析の新卒看護師が転職する（辞める）理由にはどんなものがあるのでしょうか？また、今働いている透析の職場から転職する場合、どんなことに気をつけて転職先を選ぶべきなのでしょう？

透析の職場で働いていて、転職を考えている新卒看護師さんは、これを読めば転職成功間違いなしです！

透析の新卒看護師が転職する（辞める）理由

透析の新卒看護師が転職する（辞める）理由には、どんなものがあるのでしょうか？透析クリニックや透析室の新卒看護師さんが「転職したいなぁ…」と思う理由をピックアップしてみました。

患者さんがムカつく！

透析の職場で働く新卒看護師さんが転職する理由の1つ目は、患者さんがムカつくことです。透析の患者さんって、ムカつきますよね。

何だか偉そうで、「俺は何でも分かっているから。新卒のあんたなんかよりも透析に詳しいんだよ。」とか言ってきたり、「新卒看護師の穿刺はNG」とか言ってきたり。

「あんたなんか糖尿病をコントロールできないから、人工透析導入になったくせに！」と心の中では思いつつも、笑顔で接しなくてはいけないのは辛いですよね。患者さんに嫌味を言われて、思わず泣いてしまったこともあるのではないですか？

久しぶりに一般病棟で働く看護学生時代の友人に会った時に、患者さんのことを愚痴ったら、「え～？透析ってそんな患者さんがいるの？私は、そこまでひどい患者さんに会ったことないけどな」と言われたら、転職したいと思いますよね。

ルーティンワークばっかりで看護技術が身につかない

透析の職場で働いていると、ルーティンワークばかりで看護技術が身につかないことに悩んで、転職を考える新卒看護師さんもいます。

透析クリニックや透析室では、バイタルチェックからシャントへの穿刺、透析装置の操作、抜針、バイタルチェックが一連の流れになりますので、使う看護技術は限られています。

透析中に急変はありますが、急性期病棟のように緊急のオペ出しや人工呼吸器の使用などをすることはありません。

透析クリニックや透析室で一生働いていくのであれば、透析看護で使うスキルを身につけていれば何の問題もありません。

でも、将来的に透析以外でも働こうと思っている人は、先ほどのように看護学生時代の友人と会った時に、「あれ？私だけ出遅れているかも？みんなの話についていけない」と思うこともあります。

また、透析クリニックの先輩看護師と話していて、「新卒の頃から透析なんて勇気あるね～。ここじゃスキルが身につかないよ」などと言われてしまったら、不安になって転職したいと思いますよね。

日勤のみだと思っていたら夜も働かなくちゃいけなかった

日勤のみだと思って透析クリニックや透析室を選んだのに、実は夜も働かなくてはいけないことに気付いた場合も、転職を考えることもあります。

新卒看護師の中には、子育て中で夜勤に入れなかったり、体調面の不安から夜勤は無理だと思って、日勤のみの仕事をするために透析の職場を選んだ人もいると思います。

でも、最近は夜間透析をしている透析クリニックや透析室が増えているんです。夜間透析は18～19時にスタートして、終わるのは22～23時ごろです。

透析終了が23時だったら、看護師は23時30分ごろまでは働かなくてはいけませんので、準夜勤をやっているのと変わらなくなってしまうのです。

日勤だけだと思っていたら、準夜勤もあったとなったら、新卒看護師だけど転職したいと思ってしまいますよね。

イマイチやりがいを感じない

透析の新卒看護師は、イマイチやりがいを感じないことで転職を考えることもあります。先ほども言いましたが、血液透析はルーティンワークが多いんです。

また、エラそうなことを言って、新卒看護師に上から目線で接してくるような患者さんほど、水分や塩分制限を守れなかったりして、どんなに指導してもダメということもあります。

ルーティンワークが多く、患者さんには何を言っても響かない、それどころか上から目線で接してこられると、透析看護にやりがいを感じずに転職を考えるようになるんです。

透析の新卒看護師が転職する場合は、どんな転職先を選べば良いの？

透析の新卒看護師が転職するなら、どんな転職先を選べば良いのでしょうか？透析の職場で働く新卒看護師さんが転職する場合のポイントやおすすめの転職先をまとめてみました。

転職する理由別に、さらに透析の職場から違う透析の職場へ転職する場合と透析以外の職場へ転職する場合の2パターンで考えていきましょう。

患者さんがムカつくから転職したい新卒看護師さんの転職先選びのポイント

患者さんがムカつくから転職したい場合は、どんなところへ転職すれば良いのでしょうか？

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい場合

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい新卒看護師さんは、看護師が穿刺を行わない透析クリニックや透析室へ転職しましょう。

患者さんから一番嫌味を言われるタイミングって、穿刺の時ですよね。大げさと思えるほど痛がったり、失敗したら怒られたり。

それなら、看護師が穿刺をせずに、医師や臨床工学技士が穿刺をするところへ転職すれば、患者さんにムカつく回数が少なくなるはずです。

「でも、穿刺をしないとスキルが…」と心配な人は、とりあえず看護師が穿刺をしない職場へ転職して、そこで3年以上働きましょう。

そして、穿刺以外の透析看護が余裕を持ってできるようになり、ムカつく患者さんへの対応も上手にできるようになったら、穿刺をする透析クリニックや透析室へ転職すると良いですよ。

透析以外の職場へ転職したい場合

透析以外の職場へ転職したい新卒看護師さんは、まず患者さんをお客様として扱う職場への転職はNGです。具体的には美容外科などの自由診療のクリニックや高級な有料老人ホームですね。

これらの職場は患者さん＝お客様ですから、透析の患者さんが苦手な新卒看護師さんにはおすすめできないんです。

新卒看護師さんにおすすめなのは、やはり急性期病棟です。急性期病棟に入院している患者さんは、透析の患者さんよりも面倒な人は少ないですし、看護スキルを身につけやすいので、新卒看護師さんにおすすめなんです。

また、「もう患者さんとはできるだけ話したくない」という新卒看護師さんは、手術室を選ぶのも良いでしょう。手術室なら全身麻酔で意識がない人も多く、患者さんと話す機会が少ないですし、専門的なスキルを身につけることができます。

ルーティンワークばっかりで看護技術が身につかないから転職したい新卒看護師さんの転職先選びのポイント

透析の職場はルーティンワークばかりで看護技術が身につかないから転職したい新卒看護師さんにおすすめの転職先をご紹介します。

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい場合

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい場合は、大病院の透析室へ転職しましょう。大病院なら院内研修が充実していますので、透析室で使う以外の幅広い看護知識・技術を身につけることができるはずです。

また、透析室の中でも透析看護の認定看護師や透析療法指導看護師、透析技術認定士などの資格を持った透析看護のプロがいるところを探してください。

そういう透析室なら、質の高い専門的な透析看護を行っていますので、「ルーティンワークばかり」と思っていた透析看護の奥深さを知ることができるでしょう。

透析以外の職場へ転職したい場合

透析以外の職場へ転職したい場合は、急性期病棟への転職をおすすめします。急性期病棟は重症な患者さんが多く急変が多いですし、処置やオペ出し、緊急入院、検査出しなどのイレギュラーな仕事が多くなりますので、ルーティンワークとは程遠い仕事をすることができます。

また、使う看護技術も幅広いので、「透析では看護技術が身につかない」と不満を持っている新卒看護師さんにはピッタリなんです。

もし、できるだけ看護技術を身につけたい、ルーティンワークは絶対に嫌という場合は、ICUや救命救急センターを選ぶのも良いでしょう。透析クリニックや透析室から転職すると、最初はとても苦労すると思いますが、それだけのリターンを得られる職場だと思いますよ。

日勤のみだと思っていたら夜も働くから転職したい新卒看護師さんの転職先選びのポイント

透析の職場は日勤のみだと思っていたら、実は夜遅くまで働かなくてはいけなかったから転職したい新卒看護師さんは、どんな転職先を選べば良いのでしょう？

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい場合

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい新卒看護師さんは、夜間透析をやっていない透析クリニックや透析室を探しましょう。

夜間透析を行っているところの方が多いのですが、それでも午前と午後の2部制で透析をしているところもありますので、そのような透析の職場を探してみてください。

透析以外の職場へ転職したい場合

透析以外の職場へ転職したい場合は、日勤のみの職場を探すことになりますね。日勤のみの職場の中で、新卒看護師に一番おすすめなのは大病院の外来です。

新卒看護師さんは、できるだけ教育制度が整っている職場を選ぶべきです。そのため、日勤のみでもデイサービスや一般的なクリニックは、あまりおすすめできないんです。

また、訪問看護ステーションは教育制度が整っているところもありますが、オンコール体制があるところが多いので、日勤のみの職場へ転職したい人にとっては微妙でしょう。オンコール当番の日に呼び出されたら、深夜でも出勤しなければいけませんから。

でも、大病院の外来なら完全に日勤のみで、しかも院内研修が充実していますので、新卒看護師さんにおすすめなんです。

もし、完全に日勤のみできちんと指導してくれる手術室があれば、そこでもOKです。

手術室は専門的なスキルを身につけられますし、オンコールもない完全に日勤のところがありますが、そういうところは小さめの病院で指導体制が整っていないこともありますので、きちんと確認してから選びましょう。

イマイチやりがいを感じないから転職したい新卒看護師さんの転職先選びのポイント

イマイチやりがいを感じないから転職したい新卒看護師さんは、どんなことに注意して転職先を選べば良いのでしょうか？

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい場合

透析の職場から違う透析の職場へ転職したい場合は、先ほどもお話したように透析看護の認定看護師や透析療法指導看護師、透析技術認定士などの資格を持った看護師さんがいる透析クリニックや透析室を選びましょう。

透析看護の高いスキルを持った看護師がいる職場なら、あなたが実践している方法とは違ったアプローチの仕方をしているかもしれません。また、透析看護の面白さを教えてくれて、「やりがいを感じない」という悩みはなくなるはずです。

また、厳密には透析の職場とは言えませんが、腎臓内科病棟へ転職するのも良いと思います。腎臓内科病棟は透析導入前や導入直後の患者さんが入院していますので、透析歴がゼロもしくはほとんどないんです。

そのため、新卒看護師に上から目線で接してくることもありませんし、あなたが生活指導をすれば、きちんと聞いて、それを守ってくれる患者さんが多いと思います。

透析以外の職場へ転職したい場合

透析以外の職場に転職したい新卒看護師さんは、どんなことにやりがいを感じるのかを考えてみましょう。患者さんの命を救えることにやりがいを感じるなら、ICUや救命救急センター、外科の急性期病棟が良いでしょう。

もし、あなたの生活指導や看護で元気になる姿を見たいなら、内科の急性期病棟がおすすめです。

これらの職場なら新卒看護師向けの教育制度も整っていますので、新卒看護師さんがやりがいを感じつつ、看護師として成長するにはピッタリの職場なのです。

まとめ

透析の職場で働いていて、転職を考えている新卒看護師さんの転職する（辞める）理由と転職先の選び方をまとめましたが、いかがでしたか？

透析看護未経験だけど、透析看護にチャレンジしたい新卒看護師や第二新卒の看護師さんは知っておくべき4つのポイントをまとめた記事を参考にしてください。

転職を探すなら、転職サイトを使って探すと簡単に良い転職先を見つけることができますよ。

透析の職場を探したい場合は、看護師が穿刺をしない透析の職場や認定看護師などの資格を持った看護師さんがいる職場、夜間透析をしていない職場、透析導入前後の患者さんが多い腎臓内科病棟などの条件を伝えれば、その条件を満たした求人を紹介してくれます。

また、透析以外の職場へ転職したい場合も、あなたの希望を聞きながら、それに合った職場の求人を紹介してくれるんですよ。

まずは転職サイトに相談しましょう！

看護roo!

新卒看護師が今の勤務先に疑問を感じて転職するなら、まずは口コミで人気の看護roo!にお願いするのがおすすめです。あなたの状況に合わせた最良の選択を教えてくれるので安心です。

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この記事を書いた人

看護師　サキ

• 取得資格：看護師
• 出身：静岡県
• 年齢：25歳
• 看護師経験：総合病院、一般病院
• 経験がある診療科：脳外科、一般外科

看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。

新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。

新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。

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