新卒看護師の離職率ってどのくらい？新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率が低い職場はどこ？

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新卒看護師の離職率ってどのくらい？新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率が低い職場はどこ？

新卒看護師の離職率ってどのくらいなのでしょう？看護師1年目は苦労が多いですから、新卒看護師の離職率は高いというイメージがあると思います。同じように、第二新卒の看護師さんの離職率も高いイメージがありますよね。

新卒看護師の離職率は本当に高いのか、具体的にどのくらいの離職率なのかをデータをもとにご紹介します。

また、新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率が低い職場はあるのかを教えます！

新卒看護師の離職率はどのくらいなのかを見てみよう

新卒看護師の離職率はどのくらいなのでしょうか？「新卒看護師って苦労の連続だから、離職率も当然高いでしょ？」と思いますよね。

では、新卒看護師の離職率は本当に高いのか、具体的にどのくらいの数字なのかをご紹介します。

日本看護協会の「2014年病院における看護職員需給状況調査」によると、2013年度の常勤看護師の離職率は11.0％、新卒看護師の離職率は7.5％となっています。

この離職率を見て、少し驚いた人もいると思います。新卒看護師の離職率は高いというイメージがありましたが、実は看護師全体の離職率よりも新卒看護師の離職率のほうが低いんです。

でも、新卒看護師の離職率は意外と低いといっても、新卒看護師の離職率が7.5％ということは、12～13人に1人は1年目で退職しているということですから、これを考えると「新卒看護師の離職率は低い！」とは言えませんよね。

新卒看護師の離職率は病院の規模で決まる？

新卒看護師の離職率は7.5％となっていますが、これは新卒看護師全体の平均の離職率です。当然のことですが、病院によって高い、低いが出てきます。

先ほどご紹介した日本看護協会の「2014年病院における看護職員需給状況調査」に興味深いデータが載っていました。

新卒看護師の離職率は、病床数つまり病院の規模によって左右されるんです。新卒看護師の離職率の平均は7.5％でしたよね。

20～99床の病院の新卒看護師の離職率は12.9％、100～199床の病院は10.0％、200～299床の病院は8.4％、300～399床の病院は6.8％、400～499床だと7.2％、500床以上だと6.9％となっているんです。

300床以上になるとほぼ横ばいになりますが、病院の規模が小さければ小さいほど、新卒看護師の離職率が高くなることがわかりますよね。

第二新卒の看護師さんの離職率のデータはありませんが、新卒看護師と同じように病院の規模に左右され、第二新卒の看護師の離職率は小規模病院ほど高くなり、大きな規模の病院ほど低くなると考えて良いでしょう。

新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率が小規模病院で高い3つの理由

新卒看護師の離職率は病院の規模が小さければ小さいほど高くなることが、看護協会のデータからわかりましたよね。また、第二新卒の看護師も同様に病院の規模が小さいほど離職率が高くなると考えられます。

では、なぜ小規模病院だと新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率が高いのかを考えてみましょう。

スキルアップしにくい

新卒看護師は看護学校を卒業し、国家試験に合格したものの、看護師の実際の仕事については右も左もわからないような状態ですので、一から勉強しなくてはいけません。

第二新卒の看護師も、まだまだ学ばなければいけないことがたくさんありますよね。

でも、小規模病院は新卒看護師や第二新卒の看護師向けの教育制度が整っていないことが多いんです。また、小規模病院は急性期病院ではなく慢性期病院のことが多いので、看護技術を使う機会も少なめです。

そのため、着実にスキルアップしていくことができないと悩む新卒看護師や第二新卒の看護師さんが多いんです。

待遇が良くない

厚生労働省の平成26年賃金構造基本統計調査によると、看護師の平均年収は小規模病院ほど少なく、病院の規模が大きくなればなるほど高くなることがわかっています。

そのため、看護師は大規模病院に集まりやすく、小規模病院は看護師不足が深刻です。そうすると、仕事に慣れていない新卒看護師や第二新卒の看護師なのに最初から夜勤にどんどん入らなくてはいけなかったり、休日が少なかったりするんです。

着実にスキルアップできない、待遇が良くないのであれば、新卒看護師や第二新卒の看護師が辞めたくなるのもわかりますよね。このような2つの理由があるから、小規模病院では新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率が高いんです。

同期が少ない

新卒看護師や第二新卒の看護師が辛い毎日を乗り越えるためには、切磋琢磨し、支えあいながら協力し、時には愚痴を言い合える同期の存在が必要不可欠です。

第二新卒の看護師さんの場合は、同期ではなくても年齢や経験年数が近い気の合う友人がいると、良いですね。

でも、小規模病院は新卒看護師や第二新卒の看護師の採用人数が少ないですから、「新卒看護師は各部署に1人ずつ」のように支えあう同期や年齢の近い人がいない、もしくは少ないんです。

周りは全員が先輩で、辛い悩みを誰にも相談できないという状況に耐えられず辞めてしまうこともあるのです。

新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率を下げるには、大規模病院で働くべき？

新卒看護師や第二新卒の看護師の離職率は小規模病院で高くなっていて、その理由はスキルアップできないこと、待遇が良くないこと、同期が少ないことの3つがあるとお話しました。

では、新卒看護師や第二新卒の看護師は大規模病院で働くべきなんでしょうか？確かに、大規模病院は小規模病院に比べて、スキルアップしやすい環境が整っていますし、給料や休日などの待遇面も良いです。同期も部署に5～6人いることもありますので、新卒看護師や第二新卒の看護師が退職するリスクは低くなると思います。

実際に、看護協会のデータでも、大規模病院の新卒看護師の離職率が低いという結果が出ていますし。

でも、ただ「規模が大きいから」という理由だけで、新卒看護師や第二新卒の看護師が大規模病院に入職するのは、あまりオススメできません。

その病院でどんな看護ができるか、どんなことを学べるか、どんな疾患の患者さんを看護できるのか等を考えて、新卒看護師や第二新卒の看護師は入職先を選ぶべきだからです。

あなたが目指したい看護師像と大規模病院の看護理念は、全然違うかもしれません。

あなたはどうしても慢性期看護を深めたいと思っているのに、わざわざ超急性期しか扱わない大規模病院に入職したら、「こんなはずじゃなかった」と悩むことになるでしょう。

そうしたら、入職してもやりがいを感じませんので、どんなに待遇が良くて、教育制度が整っていても辞めたくなってしまいますよね。

ですから、新卒看護師や第二新卒の看護師が早期離職をしないために病院を選ぶなら、規模の大きさだけではなく、やりたい看護ができるかどうかに注意して選ぶようにしましょう。

また、第二新卒の看護師の場合は、前職を辞めた理由を解決できる職場かどうかも念頭に置いて、転職先を探してください。

まとめ

新卒看護師の離職率は7.5％で12～13人に1人は1年目で辞めてしまう計算になります。そして、スキルアップできない環境だったり、待遇面に不満があったり、同期が少ないと離職率は高くなる傾向にあることがわかっています。

スキルアップしやすく待遇が良い、さらに同期も多いのは大規模病院ですが、新卒看護師や第二新卒の看護師が入職先を選ぶなら病院の規模だけで選ぶのではなく、それに加えて、やりたい看護ができるかに注意すると、離職するリスクはさらに低くなるでしょう。

大規模病院の中で、あなたのやりたい看護ができる病院を探すなら、転職サイトを使うと良いですよ！

担当者にあなたのやりたい看護を伝えて、それができる大規模病院を紹介して欲しいと伝え、念のため新卒看護師の離職率も調べて欲しいとお願いすれば、確実に新卒看護師の離職率が低い病院に入職することができるんです。

この方法は、これから看護師になる新卒看護師さんだけでなく、新卒看護師として入職したけど不満があって前職をすぐに辞めたから、第二新卒として新しい職場を探したいという看護師さんにもオススメですよ！

また、第二新卒の看護師さんは前職を辞めた理由を担当者に伝えれば、離職率が低く、さらに前職を辞めた理由を解決できる職場を紹介してもらえるんです。

まずは転職サイトに相談しましょう！

看護roo!

新卒看護師が今の勤務先に疑問を感じて転職するなら、まずは口コミで人気の看護roo!にお願いするのがおすすめです。あなたの状況に合わせた最良の選択を教えてくれるので安心です。

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この記事を書いた人

看護師　サキ

• 取得資格：看護師
• 出身：静岡県
• 年齢：25歳
• 看護師経験：総合病院、一般病院
• 経験がある診療科：脳外科、一般外科

看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。

新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。

新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。

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