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新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科に就職する時に知っておくべき4つのポイント

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科に就職したいと思ったら、まずは求人探しをする前に今から説明する4つのことを知っておく必要があります。

この4つのことを知っておかないと、「脳神経外科なんて選ばなければ良かった」と脳神経外科に就職したことを後悔することになりかねないのです。

新卒看護師や第二新卒の看護師は脳神経外科に就職できるの?

新卒看護師や第二新卒の看護師は脳神経外科で働きたいと思った場合、まずは脳神経外科に就職できるのかどうかを確認しておきましょう。

脳神経外科は脳のオペをする重症な患者さんが入院するところですので、新卒看護師や第二新卒の看護師にはちょっと荷が重い診療科になります。

そうすると、「新卒看護師や第二新卒看護師は、脳神経外科に配属されないのかも」と不安になりますよね。

でも、大丈夫ですよ。新卒看護師や第二新卒の看護師でも脳神経外科に配属されます。そして、新卒看護師や第二新卒の看護師の時に、脳神経外科で働くのは、とても良い選択なんですよ!

なぜなら、脳神経外科ではたくさんのことを学ぶことができるからです。一般的な看護技術や処置はもちろんですが、急変対応やオペ後の全身管理などの経験もたくさんできます。

そのため、脳神経外科で働けば、ほかの診療科で働くよりも早く「できる看護師」になることができますし、急変対応にも落ち着いて対応でき、重症患者さんの看護もテキパキできるカッコいい看護師になることができるのです。

新卒看護師が脳神経外科に就職する時の心構えは何でしょう?

新卒看護師が脳神経外科に就職する時には、きちんと心構えを持っておくことが重要です。なぜなら、先ほども少し言いましたが、脳神経外科は重症な患者さんが多いので、新卒看護師には少し荷が重い職場だからです。

そのため、新卒看護師は脳神経外科に就職するための心構えを持っておかないと、「こんなはずじゃなかったのに…」、「こんなところなら、脳神経外科なんて選ばなかった」と後悔することになりかねないのです。

新卒看護師が脳神経外科に就職する時の心構えとは、最初の一年間はとても大変だということです。脳神経外科で新卒看護師が働くと、看護師の仕事の怖さを実感するでしょう。

なぜなら、脳神経外科では急変が日常茶飯事だからです。看護学校で勉強したと思いますが、脳は生命維持をつかさどっているとても重要な臓器です。

その脳のオペをするのですから、術後はとても不安定な状態が続き、突然の呼吸停止や血圧低下なんてよくあることです。

特に、脳の手術後の脳浮腫からの脳ヘルニアはよく起こる急変のパターンですよね。自分の受け持ちの患者さんが突然呼吸停止になったら、新卒看護師にとっては恐怖を感じることもあるでしょう。

また、患者さんの急変に上手く対応できなくて、先輩看護師と医師がバタバタと対応しているのをただ見ているだけという場合もあると思います。そういう時は、無力感にさいなまれて、自分が看護師として働いていて良いのか悩んでしまうものです。

重症患者さんが多くて、急変が多い脳神経外科では、看護師という職業の責任の重さ、怖さを毎日のように実感するはずです。

でも、新卒看護師の頃は、「怖さ」ばかりを感じると思いますが、新卒看護師時代を何とか乗り越えて、脳神経外科で一人前の看護師になることができたら、「怖さ」を感じつつも、それ以上にやりがいを感じることができます。

ですから、新卒看護師は最初の一年は大変で怖いことがたくさんあっても、それを何とか乗り越えられるように頑張りましょう。

第二新卒の看護師が脳神経外科に就職する時の心構えを教えて!

第二新卒の看護師が脳神経外科に就職する時には、どんな心構えを持つと良いのでしょうか?第二新卒の看護師も、まだ一人前の看護師ではありませんので、基本的には新卒看護師の心構えと同じです。

一人前の看護師になるまでは、怖いこともたくさんあると思いますが、それを乗り越えられるように頑張りましょう。

そして、第二新卒の看護師さんが脳神経外科に就職した場合、プリセプターをつけてもらって、きちんと一から指導してもらう必要があります。

なぜなら、第二新卒の看護師さんは看護師経験があるとは言っても、経験は短期間だけで、まだまだ未熟だからです。

でも、第二新卒の看護師の場合、「看護師経験あり」だけが注目されて、「短期間だけ」、「第二新卒」という部分は忘れ去られてしまう時があります。

そうすると、きちんと指導してもらえず、即戦力として扱われることになります。未熟な第二新卒の看護師が、重症な患者さんが多い脳神経外科で即戦力扱いをされたらどうなるでしょう?

間違いなく、患者さんにとっても、あなたにとっても悲惨な状態になりますので、あなたは先輩看護師や師長に、第二新卒であること、まだまだ指導してもらいたいこと、プリセプターをつけてほしいことを自分からきちんとお願いしましょう。

特に、新卒で脳神経外科に入職して、また脳神経外科で働く第二新卒の看護師さんは要注意ですよ!

別の脳神経外科から脳神経外科に就職する場合

別の脳神経外科から脳神経外科に就職する場合は、脳神経外科の看護のスペシャリストを目指すと良いでしょう。

脳神経外科で働いていく上で役立つ資格は、集中ケア認定看護師か脳卒中リハビリテーション看護認定看護師のほかに、BLSやACLS、ISLSなどです。

集中ケア認定看護師か脳卒中リハビリテーション看護師のどちらが良いかは、脳神経外科の中でも急性期を専門とするか、リハビリ期を専門とするかで決めるようにしてください。

脳神経外科以外の職場から脳神経外科に就職する場合

脳神経外科以外の職場から脳神経外科に就職する場合は、脳神経外科はとても忙しく、残業が多いことを覚悟しておきましょう。

脳神経外科は、まずオペが多いですよね。手術は予定通りに進まないことが多いですし、前の手術が長引けば、オペ開始時間が遅くなり、さらにオペ戻りの時間もずれ込んでいきます。

そうすると、オペ戻りが夜勤帯に入ってからになることも珍しくありません。そうなったら、夜勤の看護師だけでは対応できないので、日勤の看護師が残業して、ある程度落ち着くまで対応することがよくあります。

また、急変も多いので、イレギュラーな仕事がたくさん入ってきて、ルーティンワークが全く終わらないなんてこともよくあるのです。

そのため、脳神経外科で働くと、毎日のように残業があることもありますので、残業が多いことは覚悟して就職しましょう。

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科に就職する時の求人選びの4つのポイントは?

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科に就職する時には、どんなことに注意して求人を選ぶと良いのでしょうか?脳神経外科に就職する時の4つのポイントをまとめました。

総合病院か専門病院か

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科の求人を探すなら、総合病院の脳神経外科で働くのか、脳神経外科専門病院で働くのかを決めると良いでしょう。

総合病院の脳神経外科は、その病院の規模によって重症度は異なりますが、大学病院の脳神経外科だと、重症度が高かったり、珍しい症例の患者さんが多くなり、急性期の脳神経外科の看護の経験を積むには良いと思います。

また万が一、「脳神経外科は私には合わなかった」という場合でも、ほかの診療科で働くには転職ではなく、異動で済むのも総合病院を選ぶメリットの1つですね。

それに対して、脳神経外科専門病院は脳神経外科の患者さんを超急性期からリハビリ期、慢性期までを受け入れていますので、急性期だけでなくリハビリ期、慢性期の経験を積むことができます。

とにかく急性期の脳神経外科の看護をやりたいのか、急性期だけではなくリハビリ期などにも興味があるのか、また脳神経外科以外には興味はないのかなどを考慮して、総合病院の脳神経外科か脳神経外科の専門病院が良いのかを決めると良いでしょう。

SCUはあるか

脳神経外科の求人を探すなら、その病院にSCUはあるのかどうかをチェックしましょう。SCUとは脳卒中ケアユニットのことです。つまり、脳神経外科専門のICUのことですね。

SCUがあるということは、それだけその病院は脳神経外科の治療が得意で、脳神経外科の治療に自信を持っている、さらに重症な患者さんが集まりやすいということです。

脳神経外科の中でも、とにかく重症な患者さんの看護をして経験を積みたい、脳神経外科の急性期を極めたいという新卒看護師や第二新卒の看護師は、SCUがある病院の脳神経外科に就職すると良いでしょう。

プリセプターをどのくらいつけてくれるか

脳神経外科は新卒看護師や第二新卒の看護師には、やや荷が重い診療科になります。オペ後は人工呼吸器をつけた全身管理をするのは当たり前ですし、急変も多いですから。

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科で働いていくには、どれだけ適切な指導を受けられるのか、先輩看護師から的確にフォローして貰えるかが重要なポイントになります。

そのため、プリセプターをできるだけ長くつけてくれるところを選ぶと良いでしょう。プリセプターは、時にはちょっとウザいと感じることもあるのですが、やっぱり頼りになる存在です。

プリセプターは最低でも半年、できれば1年間みっちりついてくれるところだと、新卒看護師や第二新卒の看護師でも、脳神経外科で働いていくことができると思います。

勉強会はどのくらいあるか

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科に就職するなら、勉強会はどのくらいあるのかもチェックしておきましょう。

脳神経外科ではたくさんのことを勉強しなくてはいけません。脳神経外科の疾患について、使用する薬剤の作用副作用について、オペ後の看護について、重症集中ケアのポイント、呼吸器管理、リハビリ等々、学ぶべきことは山ほどあります。

そのため、たくさん勉強会がある脳神経外科で働くと、それだけ効率よく勉強を進めることができるのですが、あまりに頻回に勉強会があると負担になります。

だって、勉強会はいつもあなたの日勤後に開かれるとは限らないのですから。夜勤明けの日や休みの日に開かれる可能性もあります。

でも、夜勤明けや休みの日でも勉強会に参加するために、病院に来なければいけないのです。新卒看護師さんにとっては「なんで?」と思うかもしれませんが、病棟の勉強会はほぼ強制参加です。そして、時間外手当はつきません。

そのため、勉強会があるとスキルアップできますが、あまりにも頻回だと、途中で心が折れてしまうのです。特に、新卒看護師さんは最初はやる気満々で、とにかく勉強会が多くて、スキルアップできるところを選びがちです。

でも、無理なく参加できる頻度で勉強会が開かれているところを選んでくださいね。

まとめ

新卒看護師や第二新卒の看護師が脳神経外科に就職なら知っておくべき4つのことをまとめました。

今、脳神経外科で働いていて転職を考えている新卒看護師さんは、転職する理由と理由別の転職先の選び方をまとめた記事を参考にしてください。

脳神経外科に就職したい新卒看護師や第二新卒の看護師さんは、転職サイトを使って脳神経外科の求人を探すと、理想通りの脳神経外科の求人を見つけることができるはずです。

転職サイトなら、担当者に総合病院の脳神経外科か脳神経外科専門病院が良いかを伝えれば、それに合った求人をピックアップしてくれます。

また、SCUがあるか、プリセプターはどのくらいつけてくれるのか、勉強会の頻度はどのくらいかも調べてくれますので、あなたにピッタリの脳神経外科を見つけることができるのです。

そして、転職サイトを使えば、配属交渉をしてくれますので、確実に脳神経外科に配属になるんですよ!

まずは転職サイトに相談しましょう!


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この記事を書いた人

看護師 サキ

  • 取得資格:看護師
  • 出身:静岡県
  • 年齢:25歳
  • 看護師経験:総合病院、一般病院
  • 経験がある診療科:脳外科、一般外科

看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。

新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。

新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ新卒看護師がけっこう損をしている件 編集部

新卒看護師がけっこう損をしている件は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。


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