当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています
訪問看護の新卒看護師が転職する(辞める)理由と失敗しない転職先の選び方
訪問看護の新卒看護師が転職する(辞める)理由にはどんなものがあるのでしょうか?また、今働いている訪問看護ステーションを辞めて転職する場合、転職先を選ぶ時にはどんなことに注意すれば良いのでしょう?
今訪問看護で働いていて、転職を考えている新卒看護師さんは、これを読めば転職成功間違いなしですよ!
目次 [目次を隠す]
訪問看護の新卒看護師が転職する(辞める)理由はこの5つ
訪問看護の新卒看護師が転職する(辞める)理由にはどんなものがあるのでしょうか?訪問看護師として働く新卒看護師さんが、転職したいと思う理由の中で多いものを5つご紹介します。
責任が重くて精神的にきつい
訪問看護の新卒看護師さんが転職する理由の1つ目は、責任が重くて精神的にきついことです。病棟の新卒看護師なら困ったことがあったり、わからないことがあれば、すぐに先輩看護師に助けを求めることができます。
また、その場で医師に指示を仰ぐこともできますよね。でも、訪問看護の場合は1人で患者さんの自宅を訪問しますので、困ったことがあっても、何かトラブルが起こっても、電話で医師や上司に相談することはできても、基本的には自分1人で対処しなければいけません。
そのため、新卒看護師にとっては訪問看護は責任が重く、精神的なプレッシャーを感じますので、辞めたいと思うようになるんです。
患者さんとの関係が上手く築けない&患者さんが怖い
訪問看護の新卒看護師が転職する理由の2つ目は、患者さんとの関係が上手く築けないことです。訪問看護師は患者さんの自宅を1人で訪問しますので、病院やクリニックよりも患者さんや家族と良好な関係を築くのが難しいのです。
なぜなら、患者さんの自宅ではあなたの味方は1人もいません。さらに、患者さんにとってのホームグラウンドになります。そのため、患者さんによっては威圧的な態度を取ってきたり、暴言を吐いてくることがあるんです。
神戸市看護大学の調査によると、訪問看護師の約5割が暴力(身体的な暴力や言葉の暴力、威圧的な態度、セクハラ等)を患者さんや家族から受けた経験があるとのことです。
新卒看護師はまだ患者さんや家族とどうやって良好な関係を築けば良いのかというノウハウを持っていませんので、患者さんとの関係が上手く築けなかったり、患者さんを怖いと感じて転職したいと思うことがあります。
オンコールが嫌
訪問看護の新卒看護師が転職する理由の3つ目は、オンコールが嫌というものです。訪問看護ステーションによっては、月に数回のオンコール当番が回ってくることがあります。
訪問看護は日勤のみだと思ったから入職したのに、オンコール当番が回ってきて、しかも結構な確率で深夜に呼び出されるとなったら、ウンザリしてしまいますよね。
きちんと指導してもらえない
訪問看護の新卒看護師が転職する理由の4つ目は、きちんと指導してもらえないことです。新卒看護師を採用する訪問看護ステーションは増えていますが、新卒看護師を採用しているところ全てで新卒用の教育プログラムが充実しているとは言い難い状況です。
また、看護師不足のため、新卒看護師の教育にまで手が回らず、無理やり独り立ちさせて、その後はきちんと指導せずに放置状態にすることもあります。
そのような状況で仕事をするのはとても不安ですし、何より看護師として成長することができませんので、転職しようと思うのも当然のことですよね。
残業が多い
訪問看護の新卒看護師が転職する理由の5つ目は、残業が多いことです。新卒看護師は、どうしても仕事をするのに時間がかかってしまいます。
ベテラン看護師が30分で終わらせることができる仕事でも、新卒看護師だと60分かかってしまうこともあるでしょう。1つ1つの仕事に時間がかかった場合、病棟だったら先輩看護師がフォローしてくれますが、訪問看護ではそれができません。
そのため、訪問看護では新卒看護師はどうしても残業が多くなってしまうんです。でも、残業があまりにも多いと、仕事中心の生活になり、心身ともに追い込まれてしまうんです。
訪問看護の新卒看護師の転職理由別の転職先の選び方
訪問看護の新卒看護師が転職する場合、どんなことに注意して転職先を選ぶと転職に失敗せずに済むのでしょうか?訪問看護の新卒看護師が転職する理由別に、また訪問看護から訪問看護に転職する場合と訪問看護から別の分野に転職する場合の2つのパターンで考えていきましょう。
責任が重くて精神的にきついから転職したい場合の転職先の選び方
訪問看護は責任が重くて精神的にきついから、転職したい場合の転職先の選び方をご紹介します。
訪問看護から訪問看護へ転職する場合
現在訪問看護で働いているけれど、できればまた訪問看護師として働きたいという場合は、まずは教育体制がきちんと整っている訪問看護ステーションを選びましょう。
あなたがきちんとした知識・技術を身につける事ができるまで、先輩看護師と一緒に回らせてくれたり、または軽症の患者さん中心に受け持たせてくれるところが良いですね。
さらに、2人体制で訪問することにしている訪問看護ステーションもおすすめです。全ての患者さんが対象になるわけではありませんが、重症だったり、体重が重かったり、暴力行為がある患者さんは看護師2人で訪問することにしている訪問看護ステーションがあります。
看護師2人で訪問するということは、それだけ大変な患者さんであるということですが、1人で訪問するのにどうしても抵抗があるという新卒看護師さんは、2人訪問を積極的に行っている訪問看護ステーションを選ぶと良いでしょう。
それでも不安が大きい人は、在宅看護の中でも訪問看護ではなく往診をしている病院やクリニックで働くと、常に医師と一緒に訪問しますので良いかもしれません。
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合は、急性期病棟が良いでしょう。あなたは新卒看護師ですから、できるだけ看護スキルを磨いたほうが良いんです。そして、そのためには急性期病棟が最も適しています。
また、急性期病棟には常に複数の先輩看護師がいますので、困ったことがあったら助けてもらうことができます。
急性期病棟で看護スキルを磨き、一人前の看護師になったら、今度は不安を感じることなく自信を持って訪問看護に戻ることができますよ。
また、訪問看護は1人で訪問するだけではなく、医療行為が多いこともプレッシャーだったという人はクリニックや介護施設、デイサービスを選びたくなるかもしれませんが、クリニックや介護施設、デイサービスは教育体制などの観点から新卒看護師にはあまりおすすめできません。
しかも、クリニックやデイサービスや介護施設は看護師が1人または少人数しかいませんので、訪問看護と同様に頼れる先輩看護師がいませんから、また精神的に辛くなってしまうかもしれないんです。
患者さんとの関係が上手く築けない&患者さんが怖いから転職したい場合の転職先の選び方
患者さんとの関係が上手く築けなかったり、患者さんが怖いから転職したい場合は、どんな転職先を選べば良いのでしょうか?
訪問看護から訪問看護へ転職する場合
訪問看護から訪問看護へ転職する場合は、ステーションの管理者、つまり上司が頼れる人のところを選びましょう。もし、患者さんや家族から威圧的な態度を取られり、暴力を受けた場合には、しっかり対処してくれて、あなたを守ってくれる訪問看護ステーションを選べば、安心して働くことができるはずです。
また、先輩看護師について指導してもらう期間ができるだけ長いところを選ぶと良いですよ。先輩看護師と一緒に患者さんの自宅を周っている時に、先輩に患者さんや家族とのコミュニケーションのコツを教えてもらったり、先輩がどんなふうに患者さんと接しているかを観察すれば、今度は患者さんや家族と良い関係を築けるようになるでしょう。
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合は、周囲に先輩看護師などの医療職者がいますし、医療施設や介護施設は患者さんにとってのアウェーですから、患者さんや家族との関係を築くのには、それほど苦労しないはずですし、暴力を受けるリスクもグンと下がるでしょう。
それでも、患者さんや家族と上手にコミュニケーションを取る自信がないという人は、意識のない患者さんが多い職場に転職するのも良いと思います。
意識のない患者さんが多い職場は、療養型病院やICU、手術室などがあります。療養型病院を選ぶ場合は、医療行為をする機会が少なく、スキルアップしにくいというデメリットがありますので、新卒看護師や第二新卒の看護師向けの教育体制が整っているところを選び、さらに自分から積極的に学ぶ姿勢を見せましょう。
ICUは重症患者さんが多く難易度が高いですが、それだけ看護師として成長することができます。また、手術室は少し特殊な部署になりますが、専門性の高いスキルを身につける事ができるでしょう。
オンコールが嫌で転職したい場合の転職先の選び方
オンコールが嫌だから転職したい場合の転職先の選ぶポイントは何でしょうか?
訪問看護から訪問看護へ転職する場合
オンコールは嫌だけど、訪問看護の仕事は好きだしやりがいを感じるという新卒看護師さんは、オンコールがなく完全に日勤のみの訪問看護ステーションを選びましょう。
そうすれば、オンコールのストレスから解放されて、ストレスなく訪問看護の仕事ができるはずです。
ただ、完全に日勤のみの訪問看護ステーションは診療報酬が少ないですし、何よりオンコール手当と呼び出された時の時間外手当がつきませんので、給料は今の訪問看護ステーションよりも低くなってしまうことは覚悟してくださいね。
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合は、夜勤もオンコールもない日勤のみの職場を探すことになります。日勤のみの職場には外来や手術室、デイサービス、クリニックなどがあります。
この中で新卒看護師さんにおすすめなのは、大病院の外来か手術室です。なぜなら、この2つの職場なら、教育体制が整っていることが多いので、新卒看護師が成長していくことができるからです。
ただ、手術室はオンコールや当直、夜勤があるところもありますので、きちんと日勤のみの手術室を選んでくださいね。
きちんと指導してもらえないから転職したい場合の転職先の選び方
きちんと指導してもらえないから転職したい場合は、どんなことに注意して転職先を選べば良いのでしょうか?
訪問看護から訪問看護へ転職する場合
転職しても訪問看護を続けたいという新卒看護師さんは、教育体制を重視して訪問看護ステーションを選びましょう。
教育体制がどの程度整っているかは、訪問看護ステーションによって大きく違います。一概には言えませんが、大きめで全国展開しているような訪問看護ステーションは教育体制が整っていることが多く、小規模の訪問看護ステーションはまだ整備されていないことが多いので、大きめの訪問看護ステーションを中心に転職先を探すと良いでしょう。
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合も同様に教育体制にこだわって転職するようにしましょう。今度転職する場合は、あなたは第二新卒になります。
第二新卒の看護師が転職した場合、「第二新卒だから一人前になるまできちんと指導しよう」という職場もありますし、「第二新卒ってことは、経験があるから大丈夫でしょ」と指導してもらえないこともありますので、第二新卒向けの教育がどうなっているかは、とても重要なのです。
大学病院や総合病院などの大規模な病院は第二新卒向けの教育が整っていますし、医療行為が多く、一人前の看護師になるには恵まれた環境ですのでおすすめですよ。
残業が多いから転職したい場合の転職先の選び方
残業が多いから転職したい新卒看護師さんは、どんな転職先を選ぶべきなのでしょうか?
訪問看護から訪問看護へ転職する場合
訪問看護から訪問看護へ転職する場合は、仕事に慣れるまでは、訪問件数や重症度を配慮してくれる訪問看護ステーションを選びましょう。
また、その訪問看護ステーションの月平均の残業時間を調べておくと良いですよ。月平均の残業時間は、あなたが仕事に慣れた後、どのくらい残業しなければいけないのかの目安になります。
1日の訪問件数やどのような疾患の患者さんが多いか、重症度はどのくらいかを調べておくと、さらに良いでしょう。
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合
訪問看護から別の分野の職場に転職する場合も、月平均の残業時間を調べておくと良いでしょう。残業が少なめの職場の中で、訪問看護ステーションよりも医療行為が多く、看護師として成長しやすいものの、仕事をするのが大変な部署はICUや救命救急センターです。
一般病棟では夜勤の看護師が少ないため、日勤の看護師は夜勤の看護師に仕事をできるだけ残さないように残業をしなければいけません。
でも、ICUや救命救急センターは患者さんの重症度は高いものの、日勤と夜勤でスタッフの人数がほとんど変わらないので、勤務交代の時間が来れば、引継ぎをして勤務終了となります。そのため、残業が少ないんです。
また、残業が少なくて、訪問看護よりも難易度が低い職場は療養型病棟や介護施設、クリニック、外来などがあります。これらの職場は仕事に慣れやすいものの、看護師として成長しにくい、成長速度が遅くなるというデメリットがあります。
ですから、療養型病棟や介護施設、クリニック、外来の中から転職先を選ぶ時には、教育制度に着目し、看護師として成長できるかどうかにこだわって選ぶと良いでしょう。この4つの中だと療養型病棟か外来だと、比較的成長しやすいと思いますよ。
まとめ
訪問看護の新卒看護師が転職する理由と転職先の選び方のポイントをご紹介しましたがいかがでしたか?
これから訪問看護に転職したい場合は、新卒看護師と第二新卒の看護師が訪問看護で働くための4つのポイントをまとめた記事がありますので、そちらを参考にされて下さい。
転職先を探すなら転職サイトを使いましょう。
転職サイトなら、訪問看護ステーションの中でも教育体制が整っていたり、2人体制での訪問を積極的に行っていたり、上司が頼れるところ、残業時間が少ないところなど、あなたの希望に合ったところをピックアップしてくれます。
また、訪問看護ステーション以外の職場へ転職したい場合も、担当者に希望を伝えれば、それに合った職場を紹介してくれるんですよ。
まずは転職サイトに相談しましょう!
看護roo!
新卒看護師が今の勤務先に疑問を感じて転職するなら、まずは口コミで人気の看護roo!にお願いするのがおすすめです。あなたの状況に合わせた最良の選択を教えてくれるので安心です。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は非公開求人が多い為思わぬ良い求人が見つかるかもしれません。経験豊富なコンサルタントさんの割合が多く、看護roo!との併用にも向いています。
この記事を書いた人
看護師 サキ
- 取得資格:看護師
- 出身:静岡県
- 年齢:25歳
- 看護師経験:総合病院、一般病院
- 経験がある診療科:脳外科、一般外科
看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。
新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。
新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。
執筆者情報
新卒看護師がけっこう損をしている件 編集部
新卒看護師がけっこう損をしている件は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。