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外来の新卒看護師が転職する(辞める)理由と転職先の選び方は?
外来の新卒看護師が転職する(辞める)理由にはどんなものがあるのでしょうか?また、外来の新卒看護師が転職する場合、どんなことに注意して転職先を選べば良いのでしょうか?
転職を考えている外来の新卒看護師さんは、ぜひこの記事を参考にして、後悔しない転職をしましょうね!
目次 [目次を隠す]
外来の新卒看護師が転職する(辞める)理由
外来の新卒看護師が転職する(辞める)理由には、どんなものがあるのでしょうか?外来の新卒看護師さんが「転職しよう」と思う理由の中で多いものを4つご紹介します。
スキルアップできない
外来の新卒看護師が転職する理由の1つ目は、スキルアップできないことです。外来の患者さんは軽症で自立している人が多いので、医療行為を行う機会が少なく、スキルアップしにくい環境なんです。
そのため、外来の新卒看護師は病棟の同期と比べて、自分がスキルアップできていない、成長できていないと感じて、「転職したほうが良いのかな?このままでは看護師として成長できないかも」と思うようになるんです。
給料が安くて生活できない
外来の新卒看護師が転職する理由の2つ目は、給料が安くて生活できないことです。「看護師の平均年収は478万円!」とか「新卒看護師でも年収450万円以上!」などの文字につられて、深く考えずに、外来を選んで、初任給を見たらビックリ!
税金やら社会保険やらでいろいろ引かれて、外来の新卒看護師の手取りは20万円以下になることが多いんです。
想像以上に給料が安いとガッカリしてしまいますよね。また、手取りが20万円以下だと「これじゃ生活できない…」と思って、転職を考えることもあるんです。
患者さんときちんと向き合えず、理想の看護ができない
外来の新卒看護師が転職する理由の3つ目は、患者さんときちんと向き合えず、理想の看護ができないことです。
これは新卒看護師として入職したばかりの頃よりも、ある程度仕事を覚えて精神的に余裕が出てきた頃に、感じる悩みですね。
看護学生の頃は「患者さん1人1人としっかり話しながら、看護をしたいな」と思っていた新卒看護師さんは、実際に外来で働いてみると、目の前の仕事を終わらせるのに必死で、患者さんとゆっくり話す時間がない。
しかも、1人の患者さんと接する時間が短いし、1日にたくさんの患者さんの対応をしなければいけないから、患者さんとゆっくり向き合うことができないという悩みを抱えることになります。
そうすると、「このまま働いていて良いのかな?私の理想の看護って、こんなものだったっけ?」と疑問を持って、転職を考えるようになります。
患者さんから怒られてばかりで辛い
患者さんに怒られてばかりで辛いから転職したいと思う外来の新卒看護師さんもいます。外来は、病棟よりもクレームが多いんですよね。診察までの待ち時間が長いですし、外来の患者さんは軽症ですので、クレームを言う元気がありますから。
また、新卒看護師は看護技術が未熟ですので、採血などを失敗することがあり、その際に文句を言われることもあります。
しかも、新卒看護師は20代の女性が多いですよね。若い女性と年配の女性は、どちらがクレームを言いやすいでしょうか?
男性よりも女性のほうが文句を言いやすい、また自分よりも年下の人の方が文句を言いやすいという人が多いので、新卒看護師はどうしてもクレームの標的になりやすいのです。
新卒で慣れない環境で働くというだけでストレスが溜まるのに、患者さんから怒られてばかりで、しかも文句やクレームの中には自分に関係ないもの、理不尽なもの、どうしようもないものまで含まれていたら、ストレスが限界に達して、転職を考えるようになるのも当然ですよね。
外来の新卒看護師が転職する時の転職先の選び方
外来の新卒看護師が転職する場合、どんな転職先を選ぶべきなのでしょうか?外来の新卒看護師が転職する理由別に、また外来から外来へ転職する場合と外来以外の職場へ転職する場合の2つのパターンで考えていきましょう。
スキルアップできないから転職する場合の選び方
今働いている外来ではスキルアップできないから、転職を考えてる外来の新卒看護師さんにおすすめの職場をご紹介します。
外来から外来へ転職する場合
今働いている外来ではスキルアップできないけど、外来の仕事は好きという新卒看護師さんは、教育制度が整っている病院の外来を選びましょう。
外来は病棟に比べて、どうしてもスキルアップしにくいのですが、外来でも新卒看護師向けの教育プログラムが整っているような病院や院内研修が充実している病院の外来であれば、外来の新卒看護師でもスキルアップしやすいと思います。
また、一般外来ではなく救急外来や内視鏡室、心カテ室など専門的な医療を行っている外来だと、さらにスキルアップしやすいと思いますのでおすすめですよ。
外来以外の職場へ転職する場合
外来以外の職場へ転職したい新卒看護師さんは、スキルアップを目指すなら急性期病棟で働きましょう。急性期病棟は重症患者さんが多く、医療行為や処置が多いので、新卒看護師がスキルアップするには、最も良い職場なんです。
日勤のみで働きながらスキルアップを目指すなら、訪問看護ステーションへの転職をおすすめします。
ただ、訪問看護ステーションは教育制度が整っていないところが多いので、新卒看護師でもきちんと指導してもらえるか、教育制度は整っているかを確認してから転職しましょう。
給料が安くて生活できないから転職する場合の選び方
給料が安くて生活できないから転職する場合は、どんな転職先を選べば良いのでしょうか?
外来から外来へ転職する場合
外来から外来へ転職したい新卒看護師さんは、大学病院など大病院の外来を選ぶと良いでしょう。外来は、どうしても病棟よりも給料は安くなります。夜勤手当はないですし、残業手当も少なめですから。
ただ、大病院で働くと、ボーナスは4~5ヶ月分と多めにもらえますし、住宅手当や扶養手当、皆勤手当などの各種手当が充実していますので、個人病院よりも給料が高めになります。
そのため、外来は給料が安くて悩んでいるけれど、外来の仕事は好きという新卒看護師さんは、大病院の外来へ転職すると良いでしょう。
外来以外の職場へ転職する場合
外来以外の職場へ転職したい場合は、確実に給料をアップさせたいなら、夜勤がある病棟へ転職しましょう。夜勤手当は2交代制で1回1万円が平均ですから、4回夜勤に入れば、月収4万円のアップになります。月4万円は大きいですよね。
夜勤に入れば月収アップになるのはわかっていても、夜勤はしたくない、もしくは夜勤に入れないという新卒看護師さんは、訪問看護ステーションか美容外科などの自由診療のクリニックを選びましょう。
訪問看護ステーションは日勤のみでも月収30万円前後を稼ぐことができます。経験を積めば、40万円を稼ぐことも可能です。
美容外科などの自由診療のクリニックも、日勤のみの仕事ですが、給料は高めになっています。美容皮膚科クリニックなら月収30万円前後、美容外科クリニックなら35万円以上を稼ぐことができるでしょう。
ただ、訪問看護ステーションも自由診療のクリニックも、新卒看護師向けの教育制度が整っていないことが多いので、転職する前にあらかじめ教育制度を確認してから、求人を選ぶようにしてください。
患者さんときちんと向き合えず、理想の看護ができないから転職する場合の選び方
患者さんときちんと向き合えず、理想の看護ができないことに悩んで転職したい新卒看護師さんはどんなことに注意して、転職先を選べば良いのでしょう?
外来から外来へ転職する場合
外来から外来へ転職する場合は、小さめの個人病院の外来へ転職すると良いでしょう。大病院の外来は、紹介状ありきの診療をするところが多いのですが、個人病院の外来はクリニックのようなかかりつけ医の役割を担っているところが多いのです。
そのため、基礎疾患を抱えている患者さんが定期的に受診しに来ますので、1回1回の接する時間は短くても、長期的にかかわることができ、患者さんの経過をしっかり見ることができますので、患者さんと向き合った看護をすることができるはずです。
ただ、個人病院は教育制度が整っていないことが多いので、転職後は自分で周囲の先輩に「まだ未熟なので、指導をお願いしたい」とアピールする必要がありますし、自分でも積極的に学び勉強するようにしなくてはいけません。
外来以外の職場へ転職する場合
外来以外の職場へ転職したい新卒看護師さんは、療養型病棟や介護施設、訪問看護ステーションへの転職をおすすめします。
療養型病棟や介護施設なら、最低でも数ヶ月間、長い場合は入院(入所)から人生最期の時まで入院(入所)していますので、患者さんとじっくり向き合うことができ、あなたの理想の看護をすることができるはずです。
また、訪問看護ステーションも長期的に患者さんに関わることができるでしょう。様々な事情で、どうしても夜勤ができないという看護師さんは、訪問看護ステーションか特別養護老人ホームへの転職をおすすめしますが、気をつけなければいけないこともあります。
訪問看護ステーションも特別養護老人ホームも、新卒看護師向けの教育制度が整っていないところが多いので、教育制度が整っているかどうかをきちんと調べてから転職先を決めてください。
また、訪問看護ステーションは高い看護スキルが求められますので、転職後は仕事に慣れるまで苦労すると思います。
そして、特別養護老人ホームは医療行為が少なく、看護師としてなかなかスキルアップできないことが多いので、特別養護老人ホームで働いた後は将来的に急性期で働くのは難しいことを覚悟しておきましょう。
患者さんから怒られてばかりで辛いから転職する場合の選び方
患者さんから怒られてばかりで辛いから転職する新卒看護師さんは、どんな転職先を選べば良いのでしょう?
外来から外来へ転職する場合
外来から外来へ転職する場合は、予約制の外来で働くと良いでしょう。予約制の外来は、診察までの待ち時間が少ないので、患者さんがイライラするリスクが低いんです。そのため、クレームも少なくなります。
また、外来の中でも心カテ室や内視鏡室も、比較的クレームは少なめだと思います。心カテ室だと、患者さんはクレームを言うような健康状態ではありませんし、内視鏡室は内視鏡検査を受けることに緊張していますので、患者さんはクレームを言うような精神状態ではないんです。
ですから、患者さんに怒られてばかりで精神的に辛い人は、予約制の外来や心カテ室、内視鏡室への転職をおすすめします。
外来以外の職場へ転職する場合
外来以外の職場へ転職する場合は、子ども関係の職場は避けて転職すると良いでしょう。子ども関係の職場とは、NICUや小児科、産科、保育園、学校の保健室ですね。
子ども関係の職場は、保護者がクレームを言ってくることが多いので、外来で辛い思いをした新卒看護師さんにはおすすめできないんです。
また、自由診療のクリニックや健診センター、高級な有料老人ホームも避けたほうが無難です。この3つの職場は患者さん(利用者さん)=お客様として接しますし、患者さんや利用者さんもそう認識していますので、クレームは多めになるんです。
まとめ
外来の新卒看護師が転職する理由と理由別の転職先を選ぶポイントをまとめましたが、いかがでしたか?
もし、外来未経験だけど、外来で働きたい新卒看護師や第二新卒の看護師さんは、あらかじめ知っておくべき4つのことをまとめた記事がありますので、そちらを参考にしてください。
転職を考えている外来の新卒看護師さんは、転職サイトを使って転職先を探すと良いですよ。
外来から外来へ転職したい看護師さんは、教育制度が整っている病院の外来や各種手当が充実している病院の外来、かかりつけ医のような個人病院の外来、予約制の外来の求人を紹介してもらえます。
また、配属交渉をしてもらえますので、心カテ室や内視鏡室で働くことも可能です。
外来以外の職場へ転職したい場合も、あなたの希望を伝えれば、それを満たす求人をピックアップしてくれますので、後悔しない転職ができるんですよ。
まずは転職サイトに相談しましょう!
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この記事を書いた人
看護師 サキ
- 取得資格:看護師
- 出身:静岡県
- 年齢:25歳
- 看護師経験:総合病院、一般病院
- 経験がある診療科:脳外科、一般外科
看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。
新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。
新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。
執筆者情報
新卒看護師がけっこう損をしている件 編集部
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