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大学病院の新卒看護師が転職する(辞める)理由と理由別の転職先を探すポイント
大学病院の新卒看護師が転職する(辞める)理由にはどんなものがあるのでしょうか?また、新卒看護師が大学病院から転職する場合、どんなことに気をつけて転職先を探せば良いのでしょう?
これを読めば、転職を考えている大学病院の新卒看護師さんは、転職に失敗せずに済みますよ!
目次 [目次を隠す]
大学病院の新卒看護師が転職する(辞める)理由5つ
大学病院の新卒看護師が転職する(辞める)理由にはどんなものがあるのでしょうか?新卒看護師が大学病院を辞めたいと思う理由の中で多いものを5つご紹介します。
残業や夜勤の激務で疲労困憊
大学病院の新卒看護師が転職する理由の1つ目は、残業や夜勤などあまりの激務に疲れ切ってしまったことです。
大学病院は重症患者さんが多く、急変や緊急のオペ出しなどは日常茶飯事ですし、緊急入院も多いですから、どうしても残業することが多くなります。
また、まだ仕事に慣れていないのに、夜勤に入らなくてはいけなくなると、大きなストレスになりますよね。残業が多い上に夜勤があれば、プライベートな時間が少なくなって、心身ともに疲れ切ってしまい、転職したいと思うようになります。
採血や静脈注射ができない
大学病院では採血や静脈注射ができないことも、大学病院の新卒看護師が転職する理由の1つです。大学病院では採血や静脈注射などは、研修医の仕事になりますので、大学病院の看護師は基本的に採血や静脈注射をしません。ずっと大学病院で働き続けるのであれば、それでも困ることはないのかもしれません。
でも、久しぶりに看護学校時代の友人に会った時に、「私、意外と採血の才能があるみたい!先輩よりも上手いんだよ!」のような話を聞かされると、「あれ?私、このままで良いのかな?採血ができない看護師ってどうなんだろう?」のように、疑問を持ってしまい、転職したほうが良いのかもしれないと思ってしまうんです。
重症患者さんが多くて怖い
大学病院の新卒看護師が転職する理由の3つ目は、重症患者さんが多くて怖いというものです。大学病院は重症患者さんが多くて、1つ1つの医療行為の重要度がとても高くなります。
1つミスをしただけでも、患者さんが急変してしまうこともありますので、自分の仕事の責任の重さにプレッシャーを感じて、大学病院を転職したいと思うこともあります。
患者さんとしっかり向き合えない
大学病院の新卒看護師が転職する4つ目の理由は、患者さんとしっかり向き合えないことです。大学病院は急性期病院ですから、在院日数は短く、入院しても2週間以内に退院するケースがほとんどです。外科の場合は、1週間以内に退院するケースも多いですね。
そのため、患者さんときちんと向き合ってコミュニケーションを取る時間がありません。特に、新卒看護師は常に時間に追われながら仕事をしていますので、患者さんの話を聞く余裕がないのです。
そうすると、「こういう看護がやりたかったんじゃないんだけど」と悩んで、大学病院から転職しようと思う新卒看護師も多いんです。
仕事についていけない
大学病院の新卒看護師が転職する理由の5つ目は、仕事についていけないことです。大学病院の看護師の仕事量はとても多いんです。
そのため、新卒看護師は常に時間に追われながら、「次はこれもやらなくちゃ。あ、これも終わってない。でも、オペ出しの時間になっちゃった。ヤバイ!オペ出しの準備がまだできていない!どうしよう!」とアップアップしながら仕事をすることになります。
それなのに、急変や緊急入院があったりして、さらに忙しくなり、キャパシティを越えてしまって、パニックになることも多いですよね。それが毎日のように続くと、「もうついていけないから辞めたい」と思ってしまうのです。
大学病院の新卒看護師の転職理由別の転職先の選び方を知りたい!
大学病院の新卒看護師が転職する(辞める)理由を5つご紹介しましたが、転職先を探す場合はどういう事に気をつければ良いのでしょうか?
大学病院の新卒看護師の転職理由別に、また大学病院へ転職したい場合と大学病院以外へ転職したい場合の2つのパターンで考えていきましょう。
残業や夜勤で疲労困憊だから転職したい場合の転職先の選び方
残業や夜勤で疲労困憊だから転職を考えている新卒看護師さんは、どんな転職先を選べば良いのでしょう?
新卒で大学病院に入職したけれど、また大学病院で働きたい
大学病院で働いていて疲労困憊だけど、スキルアップ的なことを考えて、できれば大学病院で働きたいという新卒看護師さんは、年間休日が多くて、有給消化率が高いところを選びましょう。
年間休日が多ければ、しっかりと休むことができますので、疲れが溜まりにくいですよね。大学病院は一般病院に比べて年間休日が多めで120日前後のところが多いのですが、大学病院の中には4週6休+祝日で年間休日が100日前後しかないところもあります。
でも、130日以上ある大学病院もあるんです。そのため、大学病院の激務で疲労困憊の新卒看護師さんは、年間休日が130日以上あるところを選びましょう。また、有給消化率もチェックしましょうね。
また、残業が少なめの部署を選ぶものありです。大学病院で残業が少なめの部署は、ICUやCCU、救命救急センターです。
これらの部署は忙しいものの、日勤と夜勤の看護師の人数がほとんど同じですので、「夜勤さんに仕事を残すのは悪いから」という残業が必要なく、残業が少ないんです。
そして、夜勤に入るのが遅めの大学病院を選ぶのも良いでしょう。入職後1ヶ月で夜勤に入る大学病院もあれば、入職後5~6ヶ月後に夜勤に入るところもあります。
仕事に慣れる前に夜勤に入るのと、仕事にある程度慣れてから夜勤に入るのでは、心身の負担が大きく異なりますから、夜勤を負担に感じている新卒看護師さんは、夜勤に入るのが遅めの大学病院を選ぶと良いでしょう。
大学病院以外の職場へ転職したい
激務で疲労困憊だから大学病院以外の職場へ転職したい新卒看護師さんは、できるだけ急性期病院を選ぶようにしましょう。
急性期病院も残業は多めですが、大学病院よりは重症度が低いことが多いので、残業時間は多少は少なくなるはずです。
介護施設とかデイサービス、クリニックなどのゆとりを持って働けるところが良いと思うかもしれませんが、新卒看護師が経験を積めて成長するためには、医療行為が多く教育制度が整った急性期病院がおすすめなんです。
それに、介護施設やデイサービスは医師がいないことがありますので、緊急時は看護師が対処しなければいけませんから、新卒看護師には荷が重いと思います。
また、クリニックは幅広い業務を1人でやらなくてはいけませんから、スキルが未熟な新卒看護師にはおすすめできないんです。
夜勤がどうしても嫌、日勤のみで働きたいという場合は、大病院の外来や手術室、もしくは教育制度が整っている訪問看護ステーションへ転職しましょう。
外来でも大病院の外来なら、専門性の高い治療を行っていますし、教育制度が整っているので、スキルアップしていくことができるでしょう。手術室は高い専門性を身につける事ができます。
採血や静脈注射ができない
採血や静脈注射の技術を身につけられないから、大学病院を転職したい新卒看護師さんの転職先選びのポイントを教えます。
新卒で大学病院に入職したけれど、また大学病院で働きたい
採血や静脈注射はできないけれど、大学病院の仕事や教育制度、その他の待遇には魅力を感じている看護師さんは、採血や静脈注射に関する院内認定制度がある大学病院を選びましょう。
大学病院の中には指定の研修を受けて試験に合格すれば、看護師でも採血や静脈注射ができる「院内認定制度」を設けているところがあります。そういう大学病院で働けば、大学病院でも採血や静脈注射のスキルを得ることができます。
大学病院以外の職場へ転職したい
採血や静脈注射ができないから大学病院以外への職場へ転職したい場合は、市中の急性期病院に転職することをおすすめします。
急性期病院なら、毎日のように採血や静脈注射を看護師が行いますので、自然とスキルを身につける事ができます。
クリニックでも採血が多いですが、クリニックは先輩看護師が少なくて、血管が細くて採血が難しい患者さんが来た場合でも先輩に代わってもらうことができませんし、教育制度が整っていないので、新卒看護師にはおすすめできないんです。
重症患者さんが多くて怖い
大学病院は重症患者さんが多くて怖いから、転職したい新卒看護師さんにおすすめの転職先をご紹介します。
新卒で大学病院に入職したけれど、また大学病院で働きたい
重症患者さんが多くて怖いけど、できれば大学病院で働きたいという新卒看護師さんは、大学病院の分院に転職してはいかがでしょうか?
大学病院の中には本院以外にいくつかの分院を持っているところがあります。分院は本院ほど高度な医療を行っていない、つまり患者さんの重症度が低めで、市中の急性期病院と変わらないことが多いので、大学病院は重症患者さんが多くて怖いと思っている人にはおすすめなんです。
分院と言っても大学病院には変わりありませんから、教育制度は整っていますし、本院と同じ給料や待遇で働くことができるんですよ。
大学病院以外の職場へ転職したい
重症患者さんが多くて怖いから大学病院以外の職場へ転職したい場合は、市中の急性期病院へ転職しましょう。
「重症度」だけを考えると、急性期病院よりも介護施設やデイサービス、クリニックなどが良いのですが、これらの職場は教育制度が整っていないことが多く、重症度が低いゆえに医療行為をする機会が少ないですから、新卒看護師さんには不向きなんです。
また、介護施設やデイサービスは緊急時は看護師が判断しなければいけないことがありますし、クリニックは1人で幅広い業務を先輩に頼ることなく行わなくてはいけませんから、そういう意味でも、新卒看護師には不向きな職場と言えるでしょう。
急性期病院も嫌という人は、せめて回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟を選んでください。
患者さんとしっかり向き合えない
患者さんとしっかり向き合えないことで転職したい大学病院の新卒看護師におすすめの職場はこちらです。
新卒で大学病院に入職したけれど、また大学病院で働きたい
新卒で入職した大学病院は患者さんと向き合えないけど、できれば大学病院で働きたいという新卒看護師は、大学病院の内科病棟で働きましょう。外科よりも内科のほうが在院日数が長めですので、患者さんと接する期間が長くなります。
また、糖尿病内科のように意識がクリアな患者さんが多いところを選ぶと、短い入院期間の中でも、しっかりコミュニケーションを取りながら働けますよ。
もし、異動希望が通るようであれば転職せずに内科病棟の中でも意識がクリアな患者さんが多い病棟へ異動し、異動できないようであれば違う大学病院へ転職をしてそのような病棟への配属を希望しましょう。
さらに、大学病院の中にはリハビリ専門病棟を持っているところがありますので、そのような病院を選ぶと、さらに長期間患者さんと向き合いながら看護をすることができるでしょう。
大学病院以外の職場へ転職したい
患者さんと向き合えないから、大学病院以外の職場へ転職したい新卒看護師さんは市中の急性期病院の中でも亜急性期の患者さんも入院しているところを選んだり、回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟へ転職すると良いでしょう。
ただ、回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟を選ぶなら、教育制度を重視して、積極性を持って働かないと、看護師として成長することができませんので注意してください。
また、訪問看護ステーションもおすすめですよ。訪問看護なら1人の患者さんと長期間向かいながら看護することができます。でも、訪問看護ステーションを選ぶ場合も、教育制度は重視してくださいね。
仕事についていけない
仕事についていけないから、大学病院から転職したい新卒看護師さんは、どんな転職先を選べば良いのでしょうか?
新卒で大学病院に入職したけれど、また大学病院で働きたい
仕事についていけないから新卒で入職した大学病院は辞めたいけど、また大学病院で働きたいと思っている新卒看護師さんは、1人1人に合わせた指導をしてくれるかどうかを重視して大学病院を選びましょう。
新卒看護師は1人1人能力が違いますよね。覚えるスピード、仕事に慣れるスピードは1人1人違います。そのため、新卒看護師1人1人に合わせた指導をしてくれるか、それとも画一的な指導しかしないのかでは、新卒看護師のストレスは大きく違うんです。
1人1人に合わせた指導・仕事量だったら、「仕事についていけない!もう無理!」というほど追い込まれることはありませんよね。
能力に合わせた指導をしてくれる、能力を配慮した仕事を割り振ってくれるかどうか、またさりげなく先輩看護師がフォローしてくれる雰囲気の職場かどうかをしっかり調べると良いでしょう。
大学病院以外の職場へ転職したい
大学病院以外の職場へ転職したい新卒看護師さんは、余裕を持って働けるところを転職先に選ばなければいけませんが、余裕を持って働けるのと同時に、看護師として成長できるか、看護技術を磨けるかどうかもチェックしなければいけません。
おすすめは何度も言っているように急性期病院ですが、もっと余裕を持って働きたいなら、回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟でもOKです。ただ、教育制度はチェックしてくださいね。
まとめ
大学病院で働いている新卒看護師さんが転職する理由と理由別の転職先の選び方をまとめましたが、いかがでしたか?
ちなみに、これから大学病院に転職したいあなたは、大学病院を選ぶ時にチェックすることをまとめた記事がありますので、そちらを参考にされて下さい。
大学病院に転職したい新卒看護師さんも、大学病院以外の職場に転職したい新卒看護師さんも、転職先を探すなら転職サイトを使いましょう。
転職サイトなら大学病院の中でも年間休日が多いところ、夜勤に入るのが遅いところ、採血・静脈注射の院内認定制度があるところ、希望の部署に配属してくれるところ、1人1人に合わせた指導をしてくれるところを紹介してくれます。
また、教育制度が整っている急性期病院や回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟の病院も紹介してくれますので、転職に失敗することなく、新しい看護師人生の一歩を踏み出すことができますよ。
まずは転職サイトに相談しましょう!
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新卒看護師が今の勤務先に疑問を感じて転職するなら、まずは口コミで人気の看護roo!にお願いするのがおすすめです。あなたの状況に合わせた最良の選択を教えてくれるので安心です。
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マイナビ看護師は非公開求人が多い為思わぬ良い求人が見つかるかもしれません。経験豊富なコンサルタントさんの割合が多く、看護roo!との併用にも向いています。
この記事を書いた人
看護師 サキ
- 取得資格:看護師
- 出身:静岡県
- 年齢:25歳
- 看護師経験:総合病院、一般病院
- 経験がある診療科:脳外科、一般外科
看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。
新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。
新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。
執筆者情報
新卒看護師がけっこう損をしている件 編集部
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