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美容外科の新卒看護師が転職する(辞める)理由と転職先を選ぶポイント
美容外科の新卒看護師が転職する理由にはどんなものがあるでしょうか?また、美容外科の新卒看護師が転職する場合は、どんなことに注意して転職先を選べば良いのでしょう?
転職を考えている美容外科の新卒看護師は、これを読めば転職に失敗することなく、「転職して良かったなぁ」と思えるはずです。
目次 [目次を隠す]
美容外科の新卒看護師が転職する(辞める)理由
美容外科の新卒看護師が転職する(辞める)理由にはどんなものがあるのでしょうか?美容外科クリニックで働く新卒看護師が「もう転職しようかなぁ」と考える理由の中で多いものをご紹介します。
特定の看護技術しか身につかない
美容外科の新卒看護師が転職する理由の1つ目は、特定の看護技術しか身につかないことです。美容外科では採血や点滴、医療用レーザーの使用、オペ介助などの技術を身につけることができます。
でも、病棟看護師なら絶対に経験するような挿管介助や人工呼吸器管理、褥瘡予防や褥瘡処置、吸引、食事介助、CVの挿入管理、24時間の持続点滴の管理、重症患者さんの全身管理などを行うことはありません。
そのため、看護学生時代の友人と会った時に、「あれ?私ってみんなよりも遅れてる?技術が身についていないかも」と危機感を感じて、転職したほうが良いのかもと思ってしまうんです。
マウンティングが精神的にきつい
美容外科の新卒看護師が転職する理由の2つ目は、マウンティングが精神的にきついことです。美容外科クリニックは基本的に看護師は女性しかいません。
しかも、美容外科クリニックの看護師は良い意味でも悪い意味でも女性らしい看護師が多いので、職場内でいわゆる「マウンティング」をする人が多いんです。
会話の中でさりげなく立場の上下、序列をつけるような言葉をはさんでくる先輩看護師ばかりだと、職場での人間関係に必要以上に気を遣わなくてはいけないので、精神的に疲れてしまいます。
接客業みたいで嫌
美容外科の新卒看護師が転職する理由の3つ目は、美容外科クリニックでの仕事が接客業みたいで、イメージしていた看護師の仕事と違うというものです。
美容外科の患者さんはお客様として扱いますし、美容外科によっては看護師が患者さんにおすすめの施術を提案して契約してもらうための営業をすることがありますので、美容外科の看護師は、「看護師+接客業」のような仕事になります。
そのため、美容外科での仕事に「看護実習の時とは全然違うんだけど」、「私は看護師であって営業職ではない!」などの違和感を持って転職を考えるようになります。
やりがいを感じない
美容外科の新卒看護師が転職する理由の4つ目は、やりがいを感じないことです。美容関係に興味があるから、もしくは美容外科は給料が高いから、新卒で美容外科クリニックに就職してみたは良いものの、やりがいを感じないという人もいます。
「私は病気の人の看護がしたくて看護師になったはず。」とか「人をきれいにするのって、看護なのかな?」と思ってしまい、やりがいを感じないと思って転職を考えるケースもあります。
きちんと指導してもらえない
きちんと指導してもらえないことでも、美容外科の新卒看護師さんは転職を考えます。美容外科クリニックは、あまり積極的に新卒看護師を採用していません。
そのため、たくさんの新卒看護師を採用している急性期病院と比べて、新卒看護師の教育体制が整っていないことが多いんです。
教育体制が整っていない美容外科クリニックでは、きちんと指導してもらえずに、行き当たりばったりで教えてもらうことになります。
きちんと指導してもらえず、なかなか仕事を覚えられないと、焦ってしまいますし、指導してもらえないのに周囲の先輩看護師からは「いつまで経っても使えない子ね」のように思われてしまって、転職したほうが良いかもと思ってしまうことがあるんです。
美容外科の新卒看護師が転職する場合の転職先の選び方
美容外科の新卒看護師が転職する場合、どんな転職先を選べば良いのでしょうか?新卒看護師が転職するのですから、転職先選びは絶対に失敗できません。今度は長く勤められるところを選ばないといけないので、慎重に転職先を探す必要があります。
美容外科の新卒看護師が転職する理由別に、そして美容外科から美容外科へ転職する場合と美容外科以外の職場へ転職する場合の2つのパターンで、転職先を選ぶポイントを教えます。
特定の看護技術しか身につかないから転職したい場合の転職先の選び方
美容外科では特定の看護技術しか身につけられないから、転職したい新卒看護師さんは、どんなポイントに注意して転職先を選べば良いのでしょう?
美容外科から美容外科に転職したい場合
美容外科から美容外科へ転職したい場合は、形成外科や皮膚科などの保険診療も行っている美容外科クリニックを選ぶと良いでしょう。
保険診療の形成外科や皮膚科の診療を行っていれば、それだけ必要な看護技術の幅も広がりますので、今使っている看護技術以外のものを身につけることができるはずです。
美容外科以外の職場へ転職したい場合
美容外科以外の職場へ転職したい場合は、急性期病棟への転職をおすすめします。幅広い看護技術を身につけるには、重症患者さんが多く、処置が多い急性期病棟がピッタリなんです。
ただ、美容外科クリニックから急性期病棟への転職は、患者さんの重症度や求められるスピード、職場の雰囲気が全く違いますので、最初は苦労すると思います。
でも、急性期病棟で様々な看護技術を身につけば、将来の選択肢は広がります。また美容外科に戻っても良いですし、そのまま急性期病棟で働くのもOKです。慢性期看護や訪問看護に進むこともできるんですよ。
マウンティングが精神的にきついから転職したい場合の転職先の選び方
美容外科特有の女性同士のマウンティングが精神的にきついから転職したい新卒看護師さんは、どんな職場に転職すれば良いのでしょうか?
美容外科から美容外科に転職したい場合
マウンティングは嫌だけど、美容外科の仕事は楽しいという人は、人間関係を徹底的に調べましょう。
女子特有のマウンティングは表からはなかなか見えないものです。表面上は仲良くしていても、言葉の端々にマウンティングするような言葉をはさんできますから。
ですから、パッと見ただけの人間関係だけではなく、職場の雰囲気なども詳しく調べる必要があるんです。
もし、あなたが今ノルマがある美容外科に勤めているなら、ノルマなしの美容外科を中心に求人探しをすると良いですよ。
ノルマがある美容外科は営業成績によって看護師の序列がつくので、職場内の人間関係が悪くなりやすいのですが、ノルマがなければ目に見える序列や優劣はありませんので、人間関係が良い傾向にあります。
美容外科以外の職場へ転職したい場合
美容外科以外の職場に転職したい場合は、男性が多い職場を選ぶと良いでしょう。男性はマウンティングを基本的にしませんので、男性看護師の割合が高い職場へ転職すれば、マウンティングや女性特有の人間関係のストレスから解放されるはずです。
男性が多い職場は精神科や手術室、ICU、救命救急センターなどです。美容外科クリニックの新卒看護師さんに特におすすめなのは、手術室です。
美容外科クリニックではオペ介助をしますよね。手術室に転職すれば、美容外科で培ったオペ介助のスキルを活かして働くことができますので、スムーズに仕事に慣れることができるはずです。
接客業みたいで嫌から転職したい場合の転職先の選び方
美容外科の仕事は接客業みたいで嫌だから転職したい新卒看護師さんは、どうすれば良いのでしょうか?
美容外科から美容外科に転職したい場合
美容外科から美容外科に転職したい場合は、先ほどもお話したように形成外科や皮膚科などの保険診療も行っている美容外科を選びましょう。
美容外科は自由診療なので、患者さん=お客様として接しなければいけません。でも、保険診療もやっているクリニックなら、一般的な患者さんも来ますので、接客業の要素が少なくなるんです。
また、ノルマがない美容外科クリニックへ転職するのも良いでしょう。ノルマがあると患者さんに営業をしなくてはいけませんから、接客業の要素が増えるのですが、ノルマがなければ、営業の必要はありませんので、接客業の要素が少なくなるんです。
美容外科以外の職場へ転職したい場合
美容外科以外の職場へ転職したい新卒看護師さんには、避けたほうが良い職場をご紹介します。
接客業みたいで嫌だから転職したい場合は、自由診療のクリニックは避けましょう。自由診療のクリニックは美容外科以外に、美容皮膚科やAGAクリニックなどがあります。自由診療のクリニックは患者さん=お客様ですので、避けるべきなんです。
また、有料老人ホームや健診センターも避けたほうが無難です。ホテルのような豪華な有料老人ホームは、看護師の接遇が厳しいですし、健診センターは受診者をお客様として扱うこともありますので、接客業みたいで嫌という理由で美容外科を転職する看護師さんにはおすすめできないんです。
やりがいを感じないから転職したい場合の転職先の選び方
美容外科クリニックではやりがいを感じないから転職したい新卒看護師は、どんな転職先を選ぶべきなのでしょう?
美容外科から美容外科に転職したい場合
美容外科から美容外科に転職したい場合は、やはり保険診療を行っている美容外科クリニックを選んでください。
保険診療の患者さんは、何らかの疾患を抱えていますので、保険診療も行っている美容外科で働けば、「病気の人を看護する」というやりがいを感じる機会が増えるはずです。
また、美容外科で働いていくなら、考え方を変える必要もあります。病気の人を看護して、元気にすることにやりがいを感じるというなら、そのやりがいは美容外科でも感じることができるんですよ。
美容外科クリニックを訪れる患者さんは外見にコンプレックスを持っている人ばかりです。そのコンプレックスを施術で解消することができたら、患者さんは前向きになり、喜びを感じることができますよね。
精神的に後ろ向きだった状態から、前向きな気持ちにすることができるんです。これって、精神的なケアをして、患者さんを元気にすることになると思いませんか?
美容外科クリニックでやりがいを求めるなら、患者さんの精神的なケアに目を向けてみてはいかがでしょうか?
美容外科以外の職場へ転職したい場合
美容外科ではやりがいを感じないから、転職したい新卒看護師さんは、どんなことでやりがいを感じるのかを考えてみましょう。
重症患者さんの看護をする時でしょうか?患者さんが元気になって退院するのを見送る時でしょうか?患者さん1人1人としっかり向き合って看護をする時でしょうか?
重症患者さんの看護ならICUやCCU、救命救急センターが良いですし、退院するのを見送るなら急性期病棟が良いでしょう。
また、1人1人と向き合って看護をしたいなら、長期間入院(入所)する療養型病棟や介護施設がおすすめです。
このように、どんなことにやりがいを感じるかによって転職先は異なりますので、あなたにとってのやりがいとは何かをきちんと考えてから、転職先を選ぶようにしてください。
また、美容外科とは重症度がぜんぜん違うので、ICUやCCU、救命救急センター、急性期病棟に転職すると、仕事に慣れるまではとても大変だと思います。
そして、あなたはまだ一人前の看護師ではありませんので、療養型病棟や介護施設へ転職する場合は、教育体制が整っているかどうかを確認してから、転職するようにしましょう。
きちんと指導してもらえないから転職したい場合の転職先の選び方
きちんと指導してもらえないから転職したい美容外科の新卒看護師さんが、転職先の選ぶ時のポイントをご紹介します。
美容外科から美容外科に転職したい場合
美容外科から美容外科に転職したい場合は、教育制度を調べて、新卒看護師の教育体制が整っている美容外科に転職しましょう。
新卒看護師の教育制度が整っている美容外科クリニックはあまり多くありませんが、全国展開しているような大手の美容外科クリニックは、新卒看護師向けの教育制度を整えているところがあります。
そのような美容外科クリニックへ転職すれば、「何も教えてもらえない」、「何から勉強すれば良いのかわからない」という事態を避けることができ、美容外科の看護師としてメキメキ成長していくことができるでしょう。
美容外科以外の職場へ転職したい場合
美容外科以外の職場へ転職したい場合も、教育制度がどうなっているかをきちんと調べましょうね。
新卒看護師の教育制度が整っているところは、大きな急性期病院です。そのため、きちんと指導してもらいたい、早く一人前になりたいと思っている場合は、大きな急性期病院の中心に転職先を探すと良いでしょう。
まとめ
美容外科の新卒看護師が転職したい理由と、転職先の選び方をご紹介しましたがいかがでしたか?
今から美容外科で働きたいと思っている人は、美容外科で働きたい新卒看護師や第二新卒の看護師さんに知っておいてほしいことをまとめた記事がありますので、そちらを参考にしてください。
転職したい美容外科の新卒看護師さんは、転職サイトを利用して転職先を探すと良いですよ。転職サイトなら、美容外科に転職したい場合は、保険診療もやっているかどうか、職場の人間関係や雰囲気はどうか、ノルマがあるか、教育制度は整っているか等を調べてもらえます。
また、美容外科以外の職場へ転職したい場合も、転職したい理由を伝えて、どんな職場を希望するかを伝えれば、あなたにピッタリの転職先を紹介してもらえるんですよ。
まずは転職サイトに相談しましょう!
看護roo!
新卒看護師が今の勤務先に疑問を感じて転職するなら、まずは口コミで人気の看護roo!にお願いするのがおすすめです。あなたの状況に合わせた最良の選択を教えてくれるので安心です。
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マイナビ看護師は非公開求人が多い為思わぬ良い求人が見つかるかもしれません。経験豊富なコンサルタントさんの割合が多く、看護roo!との併用にも向いています。
この記事を書いた人
看護師 サキ
- 取得資格:看護師
- 出身:静岡県
- 年齢:25歳
- 看護師経験:総合病院、一般病院
- 経験がある診療科:脳外科、一般外科
看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。
新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。
新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。
執筆者情報
新卒看護師がけっこう損をしている件 編集部
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