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消化器内科の新卒看護師が転職する（辞める）理由と転職先を選ぶ時のポイント
消化器内科の新卒看護師が転職する（辞める）理由にはどんなものがあるのでしょうか？また、消化器内科から転職する場合、どんなことに気をつけて転職すれば良いのでしょう？
消化器内科の新卒看護師が転職する理由別に、おすすめの転職先や転職先を選ぶポイントをまとめました。
消化器内科の新卒看護師が転職する（辞める）3つの理由
消化器内科の新卒看護師が転職を考える理由は、主に3つあります。転職先を選ぶポイントを知る前に、まずは消化器内科の新卒看護師がどんな理由で「転職したい」と思うのかを確認しておきましょう。
覚えることが多すぎてきつい
消化器内科の新卒看護師が転職する（辞める）理由の1つ目は、覚えることが多すぎてきついことです。消化器内科は食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門、肝臓、胆嚢、膵臓とたくさんの臓器を診療します。
そのため、消化器内科は内科系の診療科の中では、たくさん知識を得られますので、新卒看護師が就職するにはおすすめの診療科です。
でも、たくさんの知識を得られるということは、たくさんのことを勉強し学ばなければいけないということですから、仕事中に学ばなければいけないことはどんどん出てくるし、さらに勉強会もたくさんある。そして、自宅に帰っても勉強しなければいけません。
いくらたくさんのことを学べる、看護師としての基礎を築くことができるといっても、常に勉強しなければいけない、そして周囲の先輩看護師から「勉強しなさい」とプレシャーをかけられたら、きついですよね。
プライベートな時間まで大幅に削ってまで勉強しなければいけないなら、転職しようかなと思っていまいますよね。
内科系なのに残業が多くてクタクタ
消化器内科は、内科系の中でも忙しい診療科です。急変も少なくないですし、処置も多めです。そのため、一般的には内科は外科よりも残業は少なめなのに、消化器内科は内科の中でも残業が多く、毎日のように残業しなければいけないこともあります。
ただでさえ慣れない環境でできない仕事を覚えるのに精いっぱいで疲れが溜まっているのに、残業があれば疲労困憊どころの話ではありません。
休みの日は部屋でゴロゴロするだけ、仕事の日は体を引きずるようにして出勤することになりますので、あまりの疲れ具合に、転職を考えるようになります。
がん看護が精神的に辛い
消化器内科ではがんの患者さんがたくさん入院しています。特に、消化器内科に入院しているのは、手術適応外で化学療法を選択せざるを得ない進行したがんの患者さんが多いんです。
そのようながんの患者さんの看護をするのは、精神的に辛いことも多いですよね。特に、新卒看護師はまだ気持ちを切り替える方法を身につけていないので、仕事でのストレスをずっと引きずってしまうのです。
また、化学療法の副作用や死への恐怖に苦しむ患者さんに何もしてあげられない自分に無力感を感じて辛くなることもあるでしょう。
そうすると、「消化器内科では働いていけないかも」と感じて、転職を考えるようになるのです。
消化器内科の新卒看護師が転職先を選ぶ時のポイントは何？
消化器内科の新卒看護師が転職先を選ぶ時のポイントは何でしょうか？
消化器内科の新卒看護師が転職する理由別に、また消化器内科から別の消化器内科へ転職するパターンと、消化器内科以外の職場へ転職するパターンの2つのケースで転職先を選ぶポイントは何かを考えていきましょう。
覚えることが多すぎてきついから転職したい時の転職先選びのポイント
覚えることが多すぎてきついから転職したい新卒看護師さんは、どんなことに注意して転職先を選べば良いのでしょうか？
消化器内科から別の消化器内科へ転職する場合
消化器内科から別の消化器内科へ転職するときは、勉強会の頻度をチェックしましょう。新卒看護師が消化器内科で働く場合は、それなりの勉強は必要になります。やはり、消化器内科で必要とされる知識は、他の診療科に比べて幅広いですから。
そのため、病棟での勉強会があると、知識を身につける良い機会になりますよね。でも、その勉強会が強制参加で、あまりにもたくさんあるとウンザリします。
ですから、消化器内科から別の消化器内科に転職する場合は、勉強会はあるけれど、無理のない範囲で参加できる頻度かどうかをチェックしてください。
また、ケアミックス型病院の消化器内科病棟を選ぶのも良いと思います。ケアミックス型病院の消化器内科は、大学病院や大きな総合病院に比べると、患者さんの重症度は低めで、疾患もある程度限られてきますので、勉強する範囲が狭くて済むと思います。
消化器内科以外の職場へ転職する場合
消化器内科以外の職場へ転職する場合は、まずは新卒看護師はどの診療科、どの職場へ転職しようとも、勉強は必要であることは覚悟しておいてください。
新卒看護師は看護師として必要な知識・技術を身につけられていないのですから。その上で、転職するなら、重症な患者さんが少なめのところが良いと思います。
急性期なら整形外科病棟や内分泌内科病棟などですね。また、療養型病棟へ転職するのも良いでしょう。
内科系なのに残業が多くてクタクタだから転職したい時の転職先選びのポイント
消化器内科は内科系の病棟なのに、残業が多くて疲れたから転職したい新卒看護師さんは、どんな転職先を選ぶと良いのでしょう？
消化器内科から別の消化器内科へ転職する場合
消化器内科から別の消化器内科へ転職する場合は、患者さんの重症度と残業時間をチェックしましょう。
消化器内科の中でも重症度が高い患者さんが多いところは、間違いなく忙しいので、残業が多くなります。
また、月平均の残業時間も必ずチェックしてくださいね。できれば、サービス残業の有無もチェックしておきたいポイントです。
この2つをチェックしておけば、残業ばかりでクタクタということは避けながら、消化器内科で働くことができるはずです。
消化器内科以外の職場へ転職する場合
消化器内科以外の職場へ転職する場合は、外科系の病棟は避けたほうが良いですね。外科系病棟は手術がありますので、手術時間のずれ込みがあると、残業しなければいけないことが多々あります。
また、内科の中では循環器内科も避けたほうが良いでしょう。循環器内科は不整脈等で急変が多いので、残業が多めになることがあります。
残業をできるだけ少なくして働きたいなら、残業時間は必ずチェックしてくださいね。また残業が少ないからといって、介護施設やデイサービスを選択すると、一人前の看護師になることが難しいので、新卒看護師向けの教育体制が整った職場を選ぶと良いでしょう。
がん看護が精神的に辛いから転職したい時の転職先選びのポイント
がん看護が精神的に辛いから転職したい場合の転職先の選び方をご紹介します。
消化器内科から別の消化器内科へ転職する場合
消化器内科から別の消化器内科へ転職する場合は、がん患者さんの割合を確認しましょう。消化器内科で働く限り、がん看護とは無縁というわけにはいきませんが、がん患者さんの割合が低ければ、ストレスを感じることも少なくなるはずです。
大学病院や大きな総合病院の消化器内科はがん患者さんの割合が高いので、小規模病院の消化器内科を中心に求人探しをすると良いでしょう。
ただ、がん患者さんが少ないと、それだけ学べるものが少なくなるということですから、そのデメリットは積極的に学ぶ姿勢を持ってカバーしましょうね。
消化器内科以外の職場へ転職する場合
消化器内科以外の職場へ転職する場合は、がん患者さんがいない診療科を探しましょう。がん患者さんがいない診療科って、意外と少ないんです。
がん患者さんがいない診療科は、救命救急センターや救急外来、整形外科、循環器内科、産科、NICUなどでしょうか。
ただ、がんは全身に発生する疾患ですので、「この診療科なら絶対にがん患者さんはいない」というところはありません。もし、転職先でがん患者さんがいたら、消化器内科での経験を活かして看護しましょうね。
まとめ
消化器内科の新卒看護師が転職する（辞める）理由と転職先を選ぶポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか？
もし、これから消化器内科にチャレンジしたいと思っている新卒看護師や第二新卒の看護師さんがいたら、消化器内科に就職する前に知っておくべき4つのことをまとめた記事を参考にしてください。
消化器内科の新卒看護師が転職を考えているなら、転職サイトを使って求人探しをすると良いですよ。転職サイトなら、別の消化器内科へ転職したい場合は勉強会の頻度や残業時間、患者さんの重症度、がん患者さんの割合などを調べてくれます。
また、担当者が病院側と配属交渉をしてくれますので、消化器内科へ配属になる可能性が高くなるんですよ。
消化器内科以外の職場へ転職したい場合も、あなたの希望を伝えれば、それに合った求人を紹介してくれるんです。
まずは転職サイトに相談しましょう！
看護roo!
新卒看護師が今の勤務先に疑問を感じて転職するなら、まずは口コミで人気の看護roo!にお願いするのがおすすめです。あなたの状況に合わせた最良の選択を教えてくれるので安心です。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は非公開求人が多い為思わぬ良い求人が見つかるかもしれません。経験豊富なコンサルタントさんの割合が多く、看護roo!との併用にも向いています。
この記事を書いた人
看護師 サキ
- 取得資格：看護師
- 出身：静岡県
- 年齢：25歳
- 看護師経験：総合病院、一般病院
- 経験がある診療科：脳外科、一般外科
看護師4年目のサキです。私は新卒での就職に失敗して、第二新卒として転職した経験を持っています。
新卒で就職した病院は本当にブラックで大失敗でしたが、今の職場は大変なことももちろんありますが、それなりに満足しています。
新卒での就職失敗と第二新卒での転職成功という私の経験を皆さんにお伝えして、楽しい看護師生活を送るためのきっかけを作ってもらえればと思います。
執筆者情報
新卒看護師がけっこう損をしている件 編集部
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